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無駄のない事業展開 会社が新たな事業にどんどん展開することを、多角化といいます。経営難の企業は、会社の回復をするため、イチかバチかで新たな事業を始めたりします。そして、失敗します。 こんなことが結構あるので、世間のイメージで多角化はそれ程いいイメージにとらえていない気がします。本とかにも、「企業が新規事業を行う時、プラスなコメントは4割減で受け取れ!」とかありましたし。 しかしそれは、場合によりけりです。自分の事業を生かした多角化は、大きな収益柱になり得ます。 例えば、素材を作るメーカーなんかが、加工する機械を作る事業に参入する場合。 銀行が、証券業に乗り出す場合なんかも、期待を膨らましても良いんじゃないかと思います。 面白い例としては、大手製鉄会社、新日鉄、JFEスチールがIT関連に乗り出したことです。 は?鉄とITになんの関係があるんや?? と、思うでしょう。僕も思いました^^; 製鉄会社において、いい鉄を作るには、高度な熱の制御技術が必要なのです。しかも、24時間フル稼働状態で。そして、この制御をコンピューターで行っているのです。なんで、製鉄会社のコンピューター技術は嫌でも高水準でないとダメなわけです。 「そこで、このコンピューター技術、他のことでも使えない??」 ってなりました。というわけで、設立されたのが新日鉄ソリューションだったり、JFEシステムズだったりするわけですね☆今はどちらも東証1部で活躍してます。 事業展開は、自分達の特化している事業からの展開することにおいては大いに期待できるものがあるということです。 会社が多角化する機会にめぐり合った時、その会社にとって、本当に正しい展開なのかを吟味すれば、投資するチャンスが生まれます。 ちなみに、根拠なく多角化をしていくことを、多悪化といいます。
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